簡単な組織の説明。
【便利屋】
スラムの北東部にある料理店『猩猩』、
あるいは南東部廃墟ビル群の中の一つを拠点としている便利屋。
金さえ払えば何でもすると言う評判で、様々な有力者とのつながりもある。
だが、構成員は基本的に二人のため、大きすぎる仕事には関わりにくい。
【情報屋】
スラムのあちこちで目撃される目立つ女性二人組の情報屋。
あらゆる事情に精通し、何処の味方をする訳でもなく情報を売っている。
現在は便利屋と仲良くしているようだが、必要とあれば彼らの情報も売る。
情報の信憑性はとても高いが、値段も高い。
【逃亡者】
スラムの西辺りにアジトを構える、特殊軍からの脱走者で構成されたチーム。
全員が人工生命体で、特殊能力を扱うため、それなりに戦闘力はある。
だが、リーダーの考え方のため、基本的に逃げに徹している。
アジトの場所もちょいちょい変わっている。
【BAR】
スラムの北西部にある、BAR『フィラーロン』
逃亡者達の4年前程に軍から抜けてスラムに入ってきた三人組が営む。
半分地下に埋もれるようにしてあるのであまり有名ではない。
中は小さく、トランプで遊んだりも出来る。
【天竜】
(本部組)
ほぼ全員が妖怪の組織、天竜の本部組。本部はスラム中央にある。
スラムを存続させる事、が目的なので特殊軍とは敵対している。
町からの裏仕事や裏取引などはこちらで会議を行っている。
本部の建物は歪んだビルの形をしている。
(支部組)
ほぼ全員が妖怪の組織、天竜の支部組。支部は三カ所にある。
南西支部:カルラ、アシュラ 南東支部:ヤシャ 北支部:マゴラカ 担当。
基本的に、天竜に反逆を企てる者や組織の掃除や、
町と取引した裏の仕事を実行するのが役割。それ以外は割と好き勝手している。
【特殊軍】
(上部)
特殊軍のトップ二人。議会などは既に形骸化し、実験はこの二人が持つ。
先代は穏便派だったのだが、オオカミがトップに変わってからは、
すっかり強硬派の組織となった。
町の人間からの支持は高い。一部で非難はされているが。
(幹部)
特殊軍の幹部四人。各局のトップ達である。
上部の忠実なしもべであり、部下達の面倒を見るので忙しい。
かつての同胞(キツネ)とは全員が知り合いで、彼女が幹部であった時代の事は
彼らに取って(オオカミにもだが)タブーとなっている。
(戦闘員)
兵隊達である。
どの部署とも違う、コマドリの赤い制服は人工生命体の物。
現在戦闘に投入されているのは彼だけなので、実質この服は彼だけの物。
大体の物は制服をきっちりと着ているが、気崩すものも多い。
【旧天竜】
かつて、この世界が崩壊し始めるまで存在していた天竜の原型。
この世界を作った神々で構成されており、楽しくやっていた。
彼らの目的は「世界の存続」ただそれだけであり、細かい事は気にしない。
かつて世界の中央にそびえていた山に、彼らの住処はあったのだが、今はもう無い。
【傍観者】
スラムにも町にも属せず、傍観者の立場を決め込んでいる者達。
この世界の行く末を見守るだけの存在。ぶっちゃけ神様。
まれに、事件があるとそれを見物しに行ったりしつつ、日々をゆるく、
それなりに楽しく過ごしているようだ。