世界観
妖怪と神と人間、それから混血達の世界。
大体、 人間VSその他の種族 と思ってOK。
人間達が追い込んだとも、他の種が自ら逃げ込んだとも言われている大きな塀の中は様々な種族の無法地帯になっている(スラム街)。
現在、塀の外の町に存在する軍が、スラムごと多種族を根絶やしにしようと動いている。
スラム街には、『天竜』という妖怪の集まりがいて、スラムを管理している。
塀の外は町と呼ばれている。『特殊軍』が秩序を守っている。
これらの外は海で満たされている。
大昔には、他にも大地があったらしいが、今はもう、『スラム』『町』『海』以外、何も無い。
食料などは、凄惨工場があり、そこから入手している。
近いうちに、どうあっても破綻しそうな世界である。
種族
妖怪:
純粋な妖怪は、既にほぼ全てが滅ぼされていて、現在確認できるのは天竜の6匹と、
スラムに数匹いるということのみである。
大体においてとても長生きで、この世界に付いても色々と知っているようだが、
多種族に話す事は無い。
最も力を持つが、弱点もあからさまな者が多いため、それゆえ数が減ってしまった。
人間:
いわゆる、ヒトである。
町の支配者であり、住人である。
スラムに現在済んでいる人間は99%が最初期に入ってきた人間達の子孫であり、
町からスラムにわざわざ入る者は少ないと言われている。
少々潔癖な価値観を持つ。だいたい現実の人間と同じ。
混血:
多種族との混血児は全員がこう呼ばれる。スラムの住人の大多数を占める。
個体により、様々な身体や能力を持つ。
大体は奇形であったり寿命が短く、長生きする事は無い。
人造:
人間に作られたヒトモドキ。
主に人体実験のモルモットだったり、シミュレーションの的として使い捨てられる。
一部がスラムに逃げ出すと言う事件もあり、現在は管理が厳しい。
カミ:
神様、である。
この世界は多神教的で、様々な神が居たとされる。
現在は確認される個体はいない、とされているが……。
人間は日本人的な信仰心を持つ。
妖怪、混血達は割と信心深い者が多かったが、最近は大分薄れてきている。
人造は大体が神に付いて知る前に死ぬ。
↓いろいろネタバレ↓
ネタばれというか、世界の真実と言うか。
ここにある事は、一部の者しか知らない事実。
一般的な住人は、上の説明程度の事までしかしらない。
・ 大昔 七人の神が生まれ、彼らは世界を作った。 →初代天竜
・ その後、信仰心の薄れや世界の状況悪化等から、次々神が減っていく。
・ 最後には、たった三人しか残らなかった。
・ ある日、残った”天”が”竜”を呼び、
「私もどうやら駄目なようだ。後は君に任せたよ」
と言って消えてしまう。
・ 竜は嘆き悲しみ、天が消えたと信じたくないために彼を捜し続けることを決意。
・ そして竜は天(テン)を名乗り、大幅に崩壊した世界を存続させるため、
バランスを守りながら先代の天を探している。
・ テンとヤシャは旧天竜の生き残り、つまりカミだが、
彼らは一般的には妖怪と認識されている。
妖怪達だけが、彼らがカミだということを知っているかんじ。
・ が、それもじり貧になりつつどんどん状況は悪化している。
(ここらあたりから本編の話が展開する)
・ ちなみに先代”天”……ヴァルナは本当に消えた訳でもなんでもなく、
ピンピンしている。
・ 何故、上のような事を言って消えるフリをしたのかと言うと、
『この世界は、このまま存在させる価値があるのかどうか見極めるため』
(人間の暴走や、世界の大部分の崩壊があったため)。
・ 世界がスラムと町、海だけになったころに死神イザナイが現れるようになった。
・ まあラストには、結局ヴァルナはこの世界を作りなおす事を決意する。
・ 同時に軍が、スラムに乗り込んだりして全面戦争、
阿鼻叫喚の結末を迎える話なんですよ、反転ユートピアは。
・ そして転生して逆転ディストピアに。 超 平 和 。